kupu2で販売中の人気のCD"planet bamboo"のメンバー、michiro-U氏が毎回Bali島Ubud村から発信の連載企画。今回が3回目です。
photo:10/19に行われた追悼と募金の為のコンサートの会場入口の寄せ書き。当日訪れてくれた方々と出演者による。
特別編:2002年 10月12日から/世界へ
PHOTO & TEXT:michiro-U
あの、12日の土曜日夜の悲劇から、10日間という時間がやって来てはぼくのなかで積み重なりました。
事を知った13日朝、ひどく現実感を欠いた曖昧な気分でUbudの町へ。テレビのある食堂に飛び込み、画面のなかの惨状を目撃して刹那、自分の裡でなにかが止まってしまったような感覚に囚われました。そのあとの3日間はパソコンの前に座り、ネット上にマインドを置いている以外の時は、リアルを欠いた曖昧で奇妙な空気が感覚器官を包んでしまったのようでした。毎日、町に出ていたけれど、空気の循環していない、止まってしまった町のように見えるのです。
明るく、強い熱帯の陽射しなのに。
日を追うごとに被害状況が拡大。
photo:「半旗の町1(Ubudの裏通り)」 photo:「半旗の町2(Ubudの裏通り)」
噂。
流言。
Ubud王宮の庭の、ある特定の樹にだけ2時間にわたって降り注いだという不思議な雨。
Baliという「世界」。
BaliはBaliの霊力で護ろうとするリアル。
Bali人、Java人、外国人が手を組むDonation(寄付)の為のいくつかのリアル。
PlanetBambooもDuoTonesも音をDonateすることでの協力体制を。
たくさんのリアルを呼吸して、やっと動く世界が見えて来た。
そして性急な気持ちで数日を過ごしてきました。
そう、止まっていたように見えたのは、事実を夢のように摺り替えようとする、ぼくの内的世界が見せていた
そちらこそが幻の世界。

「楽園」は神の庭。
うつしよにたち現われることは決してない。
けれどそれを見つけてしまうひとがいる。
でも、「人」が立ち入ったとたんにそれは放棄され、堕ちてゆく。
では、「人」は楽園を手に入れることができないのだろうか?
いや、「人」にとっての楽園はそのこころのなかだけ存在する。

「人」はそこでだけ「神」になることができる。
その楽園を侵すものをひとは決して許しはしない。
そのためにひとは戦い、他者を傷つけることもある。
このことはとても重要な「認識」ではないだろうか?
この認識を世界は著しく欠いてはいなかっただろうか?
おのが楽園の拡大ばかりを願ったのではないだろうか?

もちろん、他者を傷つける可能性を持った「楽園」をリアルに持っているひともいるだろう。
だからすべては「認識」することからだと思うのだ。

ぼくはいま、とてもリアル、です。
ぼくはぼくのやり方でじぶんの「楽園」を護る。
じぶんの楽園から、またはその楽園と「世界」の軋轢から音楽をつくる。
すべてのひとが、おのが楽園を善いやり方で持ち続けることを願う。

未だ性急な思いは消えさってはいません。
言葉も足りないような気もします。
けれどなるべくはやく、ここに気持ちを発信しておきたかったのです。
また、数日中に「音楽家不定期日記」でそれらを補足しつつまとめたものをUPする予定です。よろしかったら覗いてみてください。

まだ、決して終わってはいません。
Act 4やHP上でこれからもリアルなBaliを発信できれば、と思っています。
Peace.

PHOTO & TEXT:michiro-U
Ubud,BALI
photo:10/19に行われた追悼と募金の為のコンサートの会場入口。

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ウブド発!音楽家michiro-U.のページ。ソロ活動を始め、Planet Bamboo、DUOTONES の紹介もあります。
http://www.angkasa-bali.com/index_sonicbamboo.html
LET THERE BE PEACE ALL OVER THE WORLD!

△UP△

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